子どもたちと一緒に青森県産品をおいしく!たのしく!考える食育プログラム。

食育会議

2021年10月3日(日)BOOKROOM紬にて

テーマ「コロナ禍における食育活動」

■進    行  チーム紬~つむぎ~ 代表 千代谷直美
         三浦えり子・山下萌・斎田美咲
■アドバイザー  管理栄養士 志水あい
         あおもり海藻コンシェルジュ協会 会長菊地育代
■事例発表    青森保健大学 
          (夘埜 悠・中川愛海・原子日彩・加藤彩夏・伊藤優花)




事例発表

■食育活動について

 昨年度は「大学生と学ぼう! 青森から考える日本の食文化」。今年度「大学生と学ぼう畑から考える日本の食文化」をチーム紬~つむぎ~と実施。参加者した3歳からの子どもたちが主体的に食べたいものを話し合い、栄養価を学び、畑で野菜を畑から育てる活動を行った。

■活動中のコロナ対策
 検温、手指消毒、マスク着用、生で食べるものは手袋着用で調理、窓を開けて換気。
 できることは全部やった。

■コロナ禍で開催した食育活動について
 ・募集段階で人数を減らした。
 ・マスクをつけない子(低年齢の子)がいて、そのお母さんが他の参加者に謝まる場
  面があった。
 ・コロナ禍だったのでできなかったこともある気がする。
 ・コロナ対策が当たり前になったので、不安を感じることはなかった。
 ・保護者が協力的(お願いしたことはやってくれる、提案もしてくれる)。
 ・参加者全員で作るイベントになった。


 
 意見交換
・食品を扱う業種でのコロナ対策(菊地氏)
 基本的な衛生対策や店舗の換気は十分に行っている。
 お客様が多くなる時間帯は間隔を開けて並んでもらった。
 
 
・小さな子供を持つ紬スタッフ(山下・斎田)
  離乳食講座などがなくなっているので、困っているお母さんが多い。オンラインで
  はなく、直接質問したい、同じテーマで話したい。 
  コロナ禍で出産を経験した母親は不安が多い、外出が怖い。
  冬になると余計に外出しにくい。
  少しでも来ようと思う人に足を運んでもらえるようにしたい。
  2年間コロナ禍で人と会うことを避けていたというお母さん多い。


アンケート調査について
  
 チーム紬~つむぎ~ 斎田美咲(詳細別途)


畑の作業
大学生
スタッフ
畑の先生と

    コロナ禍における食育活動について(まとめ)             志水あい(管理栄養士)
 コロナ禍になり、食育に限らず子ども向けのイベントが減りました。特に食育はふれあいが多く、喫食をともなうので開催されないケースが多い分野だと思います。
 
 そんな中で、大学生が2年連続でイベントを実施できたのは、大学生がきちんと衛生管理を学んでいるからだと感じました(給食管理など)。それは素晴らしいことですし、正しく衛生管理を行う必要性を伝えることも食育には重要だと思っています。コロナ禍になってできなくなったこともありますが、コロナ禍だからこそ、より訴求できたことも多かったのではないでしょうか。
とはいえ、イベントが実施できない環境では伝える機会が減ってしまうので、オンライン化するなどして対応していく必要があると感じました。

 アンケートなどからわかるように、社会とつながりが少ない人たち(第一子をコロナ禍で出産された方、コロナ禍に転勤で青森に来た方など)が孤立する傾向にあると思うので、そういった方に紬へ来ていただくことで抱えてしまいがちな悩みの解消ができればよいなと思いました(きっと紬のみなさんが考えていらっしゃることだと思いますが)。

 離乳食講座などについては、対面の講座がなくなった分、オンラインの無料講座がとても増えました。フリーランスの管理栄養士が個人開催しているものも多いので、コロナ禍よりもトータル数でみるとかなり多くなっていると思います。乱立しているので、その中から正しい情報発信をしている人を選ぶのは難しいという問題もあります。ヘルスリテラシーを高めることも食育の一環と考えて、正しい情報発信しているものを選別して紹介するということがあってもよいと感じました。
 

チーム紬~つむぎ~
青森県青森市浜田豊田46-6 ファイブワンビル内
09037505292